眼障害

私たちの日常生活の中で、視覚は重要な意味を持っています。 なぜなら社会全体が、目が見えることを前提として作られているからです。
疾患によって視力を失うことは、社会への参加を難しくしてしまうことそのものなのです。
ここでは、視力低下・失明などの眼障害を起こす生活習慣病などを解説していきます。

目が見えなくなる? 生活習慣病からの眼障害とは

視覚は五感の中でも特に大事な感覚であると言えます。
目の前に何があるか、どのような危機が迫っているのか…などの自分自身を守る為に欠かせない情報を収集する役目や美術や芸術を楽しむ役目など、多くの働きを担っています。

そのため視力の低下や喪失といった眼障害は、大変な困難となって立ち塞がるのです。

生活習慣病から眼障害が起こる

高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、眼障害の原因となる疾患の一つでもあります。

視覚の中心となる眼球は毛細血管によって支えられている為、血行障害を起こす疾患の影響を受けやすいのです。

眼底出血

眼底は網膜周辺の部位で、肉眼では見ることが出来ません。
眼底で起こる眼底出血は、網膜や水晶体などで起こる眼の疾患のサインとして扱われます。

眼底出血の確認は眼障害の予防・早期治療には欠かせないものなのです。

糖尿病

糖尿病による眼障害としては、糖尿病網膜症が挙げられます。
糖尿病によって網膜に繋がる血管の閉塞が起こることで起こる血管の新生を原因とします。

新生された血管は出血しやすく、網膜に充分な血液が供給されないことによって視力低下や失明を引きこしてしまうのです。

そのため、重度の糖尿病での眼障害は腎障害などとセットにされることが一般的な認識となっています。

網膜静脈閉塞症

網膜に繋がる静脈に血栓が生じることで起こる網膜静脈閉塞症は、眼障害の原因として大きな比重を占めています。

網膜静脈閉塞症の原因としては高血圧や動脈硬化が考えられ、60歳代以上の高齢者に多く見られますが40~50歳代の比較的若い年代にも発症するケースがあります。

網膜静脈閉塞症には、動脈と交差する網膜静脈が拡張した動脈によって圧迫されることで起こる「分枝静脈閉塞症」などがあります。

眼障害を予防・治療するには?

眼障害による生活への影響はとても大きなものです。

視力が低下すれば眼鏡やコンタクトレンズなどで矯正しなければならなくなり、失明してしまえば失った視力を補う為に他の感覚を訓練する必要が出てきます。

職業によっては必要な視力を定めている場合もあり、不都合を背負うことになりがちなのです。

予防する

生活習慣病を原因とする眼障害は、生活習慣病そのものを予防することが最善策となります。

特に高血圧は動脈硬化の主な原因ともなっているので出来るだけ注意しておきたい疾患といえます。

治療する

眼障害の治療は、なるべく早期のうちに済ませておくことが回復に繋がります。

眼障害では原因となる疾患に合わせて血栓溶解薬や降圧薬の投与、レーザー光凝固術による治療が行われます。